「麻酔の注射が痛かった…。」「歯を抜くしかないといわれた…。」そんな経験はありませんか?
当院では患者さんのことを第一に考え、「できるだけ痛くない」「できるだけ歯を削らない」「できるだけ歯を抜かない」治療を行っています。
患者さんが痛がらないように麻酔をするためには、熟練の技術が必要になります。
最近電動麻酔器で麻酔治療を行うことが主流になっていますが、私の経験上、電動麻酔器よりも手動で麻酔治療を行う方が、患者さんは痛みを感じないことが多いです。
なぜなら、当院ではできるだけ患者さんが痛みを感じにくくするように針の細い麻酔注射器を使用していることはもちろん、三回に分けて注射を打つという手間をかけて麻酔を行うからです。
「麻酔の注射が痛かった。」と感じられる患者さんのほとんどが、一回で骨膜まで注射をされているからではないでしょうか?
一回目で浅く皮下に打つことで、患者さんは注射の痛みを感じにくくなります。
二回目で骨膜の手前まで打ち、骨膜に注射を打っても痛みを感じにくくなります。
最後に骨膜まで注射を打ち、神経を鈍らせるので、治療をしても痛みを感じにくくなります。
患者さん多くには、「一回目はほんの少しだけチクリとするけど二回目以降と治療中は痛みを感じなかった。」といっていただけることが多いです。
虫歯を一回で治療するには、う蝕を取り除くために歯をより大きく削る必要があることが多いです。
そのことが原因で、「思ったよりも歯を削られてしまってショックを受けた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯を大きく削ることは患者さんがショックを感じるだけではなく、露髄してしまって根管治療まで発展してしまう可能性もあります。そうなってしまうと患者さんにとっては治療の回数が増えてしまい、余計な負担がかかってしまうだけではなく、歯の寿命にもかかわってきます。
もしくは「あまり歯を削らなかったけど、詰めたところがまた虫歯になってしまった。」という先ほどとは真逆の体験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
虫歯が再発してしまった原因は、歯を削らないようにするあまり、う蝕が残っているのにそのまま削った歯を詰めてしまったという可能性もあります。
上記のような悩みをもった患者さんのために、当院ではできるだけ歯を削らず、再発を防ぐための治療を行っています。
ある二つの方法が、そのような治療を可能にしています。
まず一つ目は「MTAセメント」という方法です。
MTAセメントとは、う蝕している部分にいる細菌を殺菌したり、歯を再生させたり、穴の空いた歯の部分を埋めたりすることのできる薬で、日本で2007年に薬事認可がおりています。通常殺菌力の強い薬は歯や周りの組織に対しても悪い影響を与えますが、MTAセメントは身体に入れても悪い成分は入っていないので、安心して治療を受けることができます。
二つ目は、「ドックスベストセメント」という方法です。
ドックスベストセメントは、1990年代にアメリカで開発された治療です。う蝕している部分にある細菌を削り取らずに無毒化し、ミネラルで自然治癒させるという治療法です。
これらの治療法ではう蝕部分を大きく取り除く必要がないので、患者さんの歯をできるだけ削らずに虫歯を治すことができます。
もちろんデメリットもあります。
すぐに結果がでないため、定期的なチェックが必要です。
また虫歯の悪化しすぎてしまっている場合、これらの治療をすることができない場合があります。
当院では患者さんの考えを尊重し、患者さんが求める治療を提供したいと思っているので、この治療しか提供しないというわけではありません。
そのために治療前にしっかりカウンセリングを行っています。ご自身の歯を削らずに大切にしていきたいという方には、歯をできるだけ削らない治療で、ご自身の歯を守るお手伝いができたらと思っています。
「もう歯を抜くしかない。」そのように言われてショックを感じた経験はないでしょうか?
当院では、患者さんの歯をできるだけ抜かずに、ご自身の歯の寿命を延ばす治療をしています。
う蝕が進むと、歯の神経にまで到達しています。
そのような場合、歯を抜いて補綴物やインプラントを提案される先生が多いです。
「歯を抜かずに自分の歯のままで過ごしていきたい…。」と考える患者さんの要望をかなえるためにも、院長は36年間根管治療の技術を磨き続けてきました。
根管治療とは、歯の根の内部を清掃し、後の空洞に材料を詰めて封をする治療です。
根管治療は、簡単な治療ではなく、高い技術を必要とします。
もし技術がない医師が治療をしてしまった場合は失敗する可能性がより高くなり、患者さんは治療をしたうえに歯を抜くしかなくなってしまいます。
歯を抜きたくないという方は、一度ご相談していただけたらと思います。
状態の説明 | 黒い点状の物がある。(目で見える) レントゲン検査によって発見される。エナメル質内にできた虫歯です。普通、検診で発見されます。自分では中々、発見できません |
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どのような症状か? | 自覚症状はありません。 |
治療方法 | 虫歯部分を削り取り、白い材料で詰めます。 |
状態の説明 | エナメル質を通過して、象牙質に達した虫歯です。 |
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どのような症状か? | 歯がしみる場合があります。 検診が必要です。 |
治療方法 | 通常は虫歯を削って、色々な材料を詰めます。神経に近い大きな虫歯は神経保護の薬を併用します。神経を取らなければいけないケースもあります。その場合は 歯の全体を人工物で被せます。 |
状態の説明 | 虫歯が歯の神経まで到達してしまった状態です。 |
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どのような症状か? | ズキズキと耐えがたい痛みです。 |
治療方法 | 歯の中の神経を除去して痛みを取ります。その後、歯根の中を掃除し、全体に人工物で覆います。 |
この段階まで虫歯が進行すると、根管治療と呼ばれる治療が必要になります。
状態の説明 | 中の神経は失活していて炎症が歯の周りに起きています。 |
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どのような症状か? | 鈍痛から鋭い痛みまで様々です。 |
治療方法 | 痛みの原因である歯根の感染を取り除きます。その後、全体を人工物で覆います。重症な歯は、抜く場合があります。 |
歯を削らずに、再発を防ぐ治療をしたとしても、その後放っておいてよいわけではありません。
当院では患者さんが二度と歯が痛いという嫌な気持ちにならないように、治療後のサポートにも力を入れています。
なので、三か月に一度は定期検診にいらしていただきたいと思っています。
二人三脚でお口のメンテナンスを行い、「治療を繰り返さない」ようにしましょう。
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